建設のためのAIは、これまで多くの場合、一般的な質問に答えるだけで実際のプロジェクトを一度も見ないチャットボットを意味してきました。図面・仕様書・工程で回る分野には、これは間違った道具です。Wysorは別のアプローチをとります。AutoCAD図面を含む本物のファイルをアップロードすると、AIは紙面にあるものから作業します。建設・建築・土木の企業は、これを使って図面を読み、数量を拾い、プロジェクトの一週間を埋める書類を作成します。すべてはEUでホスティングされたプライベートなワークスペースの中で行われます。
このガイドでは、AIが本当にあなたのファイルを読めるとき建設AIに何ができるのか、そして建築家・元請・技術者がどう活用するのかを解説します。
建設・設計の現場に別種のAIが必要な理由
汎用チャットボットには、進行中のプロジェクトで効いてくる三つの欠落があります。
図面を見られない。 多くのツールに間取りを尋ねても、あなたのDWGではなく学習データから答えます。建設・建築・土木で最も価値のある入力は図面そのものですが、それがモデルに届くことはありません。
仕様書を忘れる。 入札・業務範囲・RFIは長いPDFや表計算の中にあります。チャットするだけのツールでは、200ページの仕様書を保持し、根拠付きで質問に答えることはできません。
プライバシーのリスクになる。 入札価格・顧客の図面・未公開の設計は機密です。それらを消費者向けAIに貼り付けると、保存・記録され、あるいは次のモデルの学習に使われることがあります。
Wysorはこの三つの欠落をすべて埋めます。ファイルを読み、プロジェクト全体を一か所にまとめ、データ保存なし・EUホスティングの契約の下ですべてを処理します。
目玉機能:書類だけでなく図面をアップロードする
多くのAIツールはテキストで止まります。Wysorは図面を読みます。
AutoCADファイル(.dwgまたは.dxf)をアップロードすると、Wysorは同時に二つのことを行います。図面をサーバー側でテキストに変換し、注記・寸法・レイヤー・表を検索可能にします。さらに図面を高解像度の画像にレンダリングし、ビジョンモデルがあなたと同じように図面を見られるようにします。壁、部屋、記号、図面枠、そのすべてをです。
この組み合わせこそが、建設AIを本当に役立つものにします。次のように尋ねられます。
- 「この間取りのすべての部屋を、名称と概算面積とともに一覧にして。」
- 「扉と窓はいくつ描かれていて、どの種類か。」
- 「図面枠には改訂・縮尺・日付について何と書かれているか。」
- 「この図面をアップロードした仕様書と比較し、欠けているものを指摘して。」
モデルは推測ではなく、あなたの実際の図面から答えます。数量拾い、チェック、そしてかつてはシートを一枚ずつ手でめくることを意味した問い合わせの、素早い最初の一巡になります。入札や顧客への成果物に用いる前に出力を確認する責任はあなたに残りますが、白紙からの作業は片づきます。
PDF・仕様書・Power BIも
図面が単独で届くことはめったにありません。Wysorはさらに、PDFと仕様書、WordとExcelのファイル、PowerPoint、CSVデータ、Power BIファイル(.pbixと.pbit)を、各100MBまで読みます。入札一式、構造仕様書、コスト管理表を一つのプロジェクトに読み込み、そのすべてにまたがって質問できます。ドキュメント読解の詳しい仕組みはPDFとチャットを、プロジェクトのライブラリ全体を検索可能にする方法はナレッジベースと検索をご覧ください。
建築家のために
建築は反復で進み、反復のたびに書類が生まれます。Wysorはコピー&ペーストの手間なしに、図面から文書へと進む手助けをします。
- 自分の図面を読み返す。 コンセプト図や実施図をアップロードし、何が含まれるか、注記に不整合はないか、室内表は図面と一致するかを尋ねます。
- 説明文を作成する。 図面とメモの一式を、設計説明、計画概要、顧客向けレポートに変えます。完成したPDFや資料が送付できる形で仕上がる様子はドキュメント生成をご覧ください。
- 要件と照合する。 顧客の要件書を図面とともにアップロードし、設計と要件が食い違う箇所をWysorに指摘させます。
- 建築のAIで質問に答える。 図面や仕様書がすでに読み込まれているので、新しいメンバーは主任を中断させる代わりにプロジェクトのワークスペースに尋ねられます。
成果:整形と突き合わせに費やす時間が減り、設計そのものに使える時間が増えます。
元請のために
元請にとってのボトルネックは、入ってくる書類を、工程を守れるだけの速さで意思決定と事務作業に変えることです。
- 最初の一巡の数量。 図面をアップロードし、積算担当が確定する前に見積もりを検算するため、部屋ごとの数え上げ、器具リスト、概算の面積拾いを依頼します。
- RFIと承認図。 モデルが図面と仕様書の間に見つけた食い違いや欠落から、明確なRFIを作成し、整った書類として書き出します。
- 業務範囲と協力会社パッケージ。 入札書類から、工種ごとに分けた業務範囲の草案を生成し、そのまま練り上げられます。
- 現場に答える。 職長がある納まりについて仕様書の内容を尋ねたとき、一式を探し回る代わりに、数秒でプロジェクト全体を検索します。
成果:進行を止める書類の処理が速くなり、出典は常にワンクリック先にあります。
技術者のために
技術チームは計算・基準・報告の間で仕事をしています。建設AIは、数値をめぐる読み書きを助けます。
- 図面を問いただす。 構造図や設備図が何を示すかを尋ね、寸法や引き出し線を取り出し、仕様書と突き合わせます。
- 基準と仕様を要約する。 長い技術文書を読み込み、的を絞った質問をします。回答は出典となる節に紐づきます。
- 報告書と施工計画書を作成する。 現場メモ・計算・図面を、構造化された報告書や施工計画書の草案に変えます。
- ダッシュボードを読む。 Power BIファイルをアップロードし、プロジェクトの背後にある数値を尋ねます。レポートデータが、それが説明する図面や仕様書の隣に並びます。
成果:技術作業まわりの文書の負担が軽くなり、そのために管理された環境から何かが出ていくこともありません。
設計段階からプライベート:EUホスティング、データ保存なし
機密の図面・入札価格・顧客データが、他社の学習データになってはいけません。Wysorはそのために作られています。
- データ保存なし。 あなたの入力・図面・ファイルはAIプロバイダーに保存されず、モデルの学習に使われることもありません。
- EUホスティング。 処理は厳格なデータ保護規則の下、EUのインフラで行われます。
- 各プロバイダーとのDPA。 Wysorのスタックにある各モデルとデータ処理契約を締結しています。
プライバシーが決め手なら、プライベートAIアシスタントの比較で、ツールにプロジェクトを預ける前に確認すべき点を整理しています。
マルチモデル、一つのワークスペース
タスクごとに向くモデルは異なります。Wysorでは、Claude、GPT、Geminiなどのモデルを、別々のログインや別々のプライバシーポリシーを行き来することなく、一つのワークスペースから選べます。図面・仕様書・草案はすべて一つのプロジェクトに残り、モデルの選択はタスクごとにあなた次第です。
はじめ方
CADの知識も新しいソフトも要りません。図面か仕様書をアップロードし、普通の言葉で質問し、そこから進めてください。
- wysor.ioで無料アカウントを作成する
- プロジェクトを開始し、DWG・DXF・PDF・仕様書をアップロードする
- 図面について尋ね、数量を拾い、最初の書類を作成する
図面と書類を一つのプライベートなワークスペースにまとめ、読解と初稿はAIに任せましょう。特定のワークフローについてのご質問は、[email protected]でチームまで。
よくある質問
WysorはAutoCADのDWG・DXFファイルを読めますか?
はい。.dwgまたは.dxf図面をアップロードすると、Wysorはサーバー側でテキストに変換し、ビジョンモデルが実際に見られる画像としてレンダリングします。その後、図面について質問したり、数量を拾ったり、内容から書類を作成したりできます。
Wysorは私の図面やプロジェクトファイルを保存したり、学習に使ったりしますか?
いいえ。WysorはEUでホスティングされ、データを保存しません(ゼロデータ保持)。また各モデルプロバイダーとデータ処理契約を結んでいます。あなたの図面やファイルはAIプロバイダーに保存されず、モデルの学習に使われることもありません。プロジェクトデータの管理はあなたの手に残ります。
図面から数量や概算の数量拾いを抽出できますか?
はい。アップロードした図面や仕様書から、部屋の一覧、器具の数、面積の見積もり、表の抽出などをWysorに依頼できます。出典と照合できる構造化された回答が返ります。入札に用いる前に、最終的な数値の確認はあなたの責任で行ってください。
CAD図面以外に何をアップロードできますか?
PDFや仕様書、DOCX・XLSX・CSV、PPTX、画像、Power BIファイル(.pbixと.pbit)を、各100MBまで。図面、仕様書、入札書類、レポート用ダッシュボードを一つのプロジェクト・ワークスペースにまとめられます。
専用ソフトやCADの知識は必要ですか?
いいえ。Wysorはブラウザとモバイルで動作します。ファイルをアップロードし、普通の言葉で質問するだけです。インストールするものはなく、回答の取得、書類作成、プロジェクトファイル横断検索にCADの知識は要りません。


